膝の痛みというと、年齢を重ねた男女に多く見られる症状ですが、今では若い人にもこのトラブルは増えているよう。
特に、膝の外側に痛みを感じる人が多く、詳しい原因がわからないため、対処できずに悩んでいるケースがあります。
ここでは、膝の外側がなぜ痛むのか、考えられる原因を網羅し、わかりやすく解説していきます!
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膝の外側が痛む!症状と疾患について
膝の外側、横が痛むのは、次にご紹介する症状や疾患も大きな原因です。
外側側副靭帯損傷
外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)とは、すねの外側の骨と、太ももの骨を結ぶパーツ。
ここの靭帯が損傷してしまうことを外側側副靭帯損傷といいます。この症状は、バスケットボールやサッカーなど、他の選手と激しく接触したりすることが原因といわれています。
激しいスポーツをしていて、他の人と接触のないケースでも、カラダや膝を急に方向転換することで過度な刺激がかかり起こることもあります。
靭帯の中でも、外側側副靭帯は、傷を受けにくいパーツであるため、膝関節内の半月半の損傷と合併して起こることが多くなっています。
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腸脛靭帯炎
膝の外側にある骨の出た部分が傷む腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)。自転車を多く使っていたり、ランニングをする習慣のある人に多く見られる症状で、ランナー膝という別名もあります。
太ももからすねの上部までの外側に位置している腸脛靭帯は、太ももの筋肉である大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)が、途中から移行したもののことをいいます。
自転車に乗ったり、ランニングを行うときのわたしたちの動作では、膝の外側にある骨の出っ張りのことをいう大腿骨外側上顆(だいたいこつがいそくじょうか)の上を、腸脛靭帯が前後に動いた状態。
この際の動作によって、骨と靭帯が摩擦されるようになり、部分的な炎症を起こし、痛みを感じやすくなります。
腸脛靭帯炎は、膝の外側の痛みでもっとも多い症状・疾患といわれています。
外側半月板損傷
膝に水がたまり、外側だけではなく全体が痛むこともある症状を外側半月板損傷といいます。
アルファベットのCと似た形をしている半月板は、膝の関節の外側と内側にひとつずつ位置しています。
外側の半月板を、怪我や病気、事故などの原因によって損傷してしまうと、膝の外側だけが痛むようになります。
多くはスポーツをしている最中によくあるケースなのですが、年齢を重ねたことも原因のひとつといわれています。
半月板は、運動不足や運動のしすぎ、年齢を重ねることによって傷つきやすい性質をもっています。
特に高齢の男女は、普段のライフスタイルの中でも、膝の外側に少しの負担がかかるだけで損傷してしまうことも多いようです。
膝の外側が痛い原因とは?
はじめにご紹介した3つの症状、疾患のケースには長く痛みが続いてしまう原因があります。
オーバーユース
オーバーユースとは、膝を使いすぎてしまうことをいい、別名では使いすぎ症候群ともよばれています。
膝の筋肉や靭帯、神経を使いすぎたり、酷使することによって、外側に過剰な不可がかかり、痛みが長引いたり、動きが緩慢になってしまうなどのリスクがあります。
筋肉の硬さによるもの
筋肉の線維が短かったり、筋膜が癒着した状態になると、筋肉は凝り固まり、どんどん硬くなります。
筋肉が常に収縮した状態になるため、膝の動きに柔軟性がなくなり、ゆがみが生じて外側の痛みにつながってしまうことがあります。
筋力の不足・低下によるもの
膝の外側だけが痛んでしまうのはハードなスポーツばかりではなく、逆に運動をしないことにも大きな原因があるようです。
わたしたちの筋肉は、適度に使用することで収縮する性質を持っています。
しかし、足についている筋力が足りていない状態で、膝の筋肉が収縮すると、お伝えした腸脛靭帯が無理に引っ張られた状態となってしまいます。
腸脛靭帯を無理やり伸ばすような動作を続けてしまうと、太ももの骨の外側との摩擦が増えてしまい、炎症しやすくなります。
足の筋力が不足している状態は、膝や足全体にかかる負担をなくすためのクッションが少ないこととイコールでもあります。
膝の関節や靭帯にかかる負担が大きい分、外側のみが痛むのではなく、ほかの外傷やトラブルが起きやすくなってしまいます。
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X脚によるもの
女性に多く、悩みとしても挙げられているX脚も、膝の外側が痛んだり、ご紹介した疾患を引き起こしやすいといわれています。
X脚の人が、左右への動きが激しいスポーツ(テニスや卓球など)をしている場合、膝の外側への負担が増大し、痛みが慢性化しやすいといわれています。
X脚は、普段のライフスタイルを何気なく過ごすだけでも、膝の外側に負荷がかかっている状態です。
スポーツをして激しい左右の動きがプラスされることで、X脚による膝の外側の痛みを誘発させたり、付加を大きくなっている状態です。
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まとめ
膝の外側が痛む際は、無理な動きを控えて安静にすることが第一の対策といわれています。
痛みが長く続く場合は、何らかのトラブルの恐れがありますので、早めにクリニック受診し、健やかな毎日を取り戻してくださいね!
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